
ウツボカズラをはじめとした食虫植物が並ぶ「食虫植物展」=7月20日、新潟市秋葉区の県立植物園
虫を捕まえて養分にする「食虫植物」の生態を紹介する企画展が、新潟市秋葉区の新潟県立植物園で開かれている。大きさや形がさまざまな約400株が並び、その不思議な姿が家族連れの目を引いている。
県立植物園が毎年夏休みに合わせて企画している。今回は「食虫植物が園内に大発生した」というストーリー仕立てで、初めて3棟ある温室全てに展示スペースを拡大。展示する株の数も2023年より倍増させた。
貝のような葉で虫を挟むハエトリソウや、粘液を出しておびき寄せるモウセンゴケなど約30種を公開。細長い「捕虫袋」が特徴のウツボカズラは、袋の長さが40センチほどになる大型のものなど、同園初展示の珍品も目玉となっている...
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