
梶田半古や小林古径ら日本画の系譜をたどる企画展=上越市本城町
上越市出身で日本画家の小林古径が師事した梶田半古(はんこ)(1870〜1917)の企画展が、上越市本城町の小林古径記念美術館で開かれている。人物画や歴史画で評価が高い半古と、その作風を受け継いだ教え子らの作品を展示し、近代日本画の系譜をたどっている。
東京で生まれた半古は独学で古典絵画を学び、西洋画の影響も受けながら独自の画風を確立した。晩年は新聞や雑誌の挿絵画家としても活躍。画塾も開き、古径や奥村土牛(とぎゅう)ら多くの日本画家を育てた。
企画展では、美術館のコレクションを中心に110点を展示。まりで遊ぶ子供と見守る母親を描いた「婦子遊戯図」や源平合戦の「敦盛」など丁寧で気品のある半古の作...
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