勝利の瞬間、歓喜に沸く新潟産大付のOBら。手前は2021年準優勝時の主将田村玲雄=7月26日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム
勝利の瞬間、歓喜に沸く新潟産大付のOBら。手前は2021年準優勝時の主将田村玲雄=7月26日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム
勝利の瞬間、歓喜に沸く新潟産大付のOBら=7月26日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム

 3年前とは全く違う涙がOBたちのほおを伝った。7月26日に新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで行われた第106回全国高校野球選手権新潟大会決勝。新潟産大付属高校は1959年の創部以来初の栄冠に輝き、柏崎勢として初めて夏の甲子園切符をつかみ取った。3年前に決勝の舞台で悔し涙を流したOBたちは、夢をかなえた後輩たちをスタンドから誇らしげに見つめた。

 産大付高野球部は前身の新潟短大附属高が開校した58年の翌年に創部、夏の大会は63年に4強入りした。その後は夏に目立った成績を残せ...

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