帝京長岡高の選手たちに声援を送る野球部員ら=7月26日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム
帝京長岡高の選手たちに声援を送る野球部員ら=7月26日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム
決勝戦を戦う帝京長岡ナインに声援を送るOBら=エコスタ
帝京長岡ナインを応援するOBたち=エコスタ

 [新潟産大付4-2帝京長岡]悲願の甲子園初出場の歓喜は、またも味わえなかった。それでも、スタンドに集まった生徒や保護者、OBら約800人は「全力で戦ってくれた」「よく頑張った」と拍手を送り続けた。7月26日に行われた第106回全国高校野球選手権新潟大会の決勝で、帝京長岡高校(新潟県長岡市)は敗れはしたものの、スタンドも選手と共に完全燃焼した。

 二回に先制され、五回にも追加点を許し、一時は4点差に。スタンドは徐々に重苦しい雰囲気に包まれた。それでも応援団長の田中陽希さん(17)は「何としてでも流れを変えないといけないと思った」。劣勢をはね返そうと、選手を鼓舞し続けた。

 帝京長岡高は2022年夏...

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