男子110メートル障害の表彰台を独占した県勢。左から優勝した登石愛輝(RizeAC)、3位の渡邉大生(巻東)、2位の井上凌汰(白根北)=デンカビッグスワン
男子110メートル障害の表彰台を独占した県勢。左から優勝した登石愛輝(RizeAC)、3位の渡邉大生(巻東)、2位の井上凌汰(白根北)=デンカビッグスワン
男子200メートル2位だった胎内中条の八幡歩真(左)と3位の小針の村上友信(左から2人目)=ビッグスワン
男子200メートル2位だった胎内中条の八幡歩真(左)と3位の小針の村上友信(左から2人目)=ビッグスワン
男子四種競技2位となった坂井輪の鈴木駿斗(右)=ビッグスワン
男子四種競技2位となった坂井輪の鈴木駿斗(右)=ビッグスワン
男子走り幅跳び2位の近藤優太(巻西)=ビッグスワン
男子走り幅跳び2位の近藤優太(巻西)=ビッグスワン
女子200メートル2位だった燕の遠山侑希(左)=ビッグスワン
女子200メートル2位だった燕の遠山侑希(左)=ビッグスワン
男子砲丸投げ2位の中澤歌月(大潟町)=ビッグスワン
男子砲丸投げ2位の中澤歌月(大潟町)=ビッグスワン
男子400メートルを制した巻東の五十嵐瑛太(左)=ビッグスワン
男子400メートルを制した巻東の五十嵐瑛太(左)=ビッグスワン
男子棒高跳び2位の鬼山結翔(刈羽)=ビッグスワン
男子棒高跳び2位の鬼山結翔(刈羽)=ビッグスワン
	 女子走り高跳びを制し、表彰台で笑顔を見せる三条一の南雲愛(左)=デンカビッグスワン
女子走り高跳びを制し、表彰台で笑顔を見せる三条一の南雲愛(左)=デンカビッグスワン

 [北信越中学8月6日]男子110メートル障害は、新潟県勢が表彰台を独占した。1〜3位は0秒17差。ほぼ横一線の争いから、わずかに抜け出したのは登石愛輝(RizeAC)だった。自己記録を更新し、新潟県王者の井上凌汰(白根北)を抑えての優勝に「狙っていた。うれしい」と声を弾ませた。

 得意の後半にピッチを上げ、最終ハードルで井上より一瞬、早く接地。胸を突き出しゴールし、2位の井上を0秒08、自己記録を0秒12上回った。課題だったスタートが決まったことも勝因に挙げ、「練習を積んだ成果が出た」と喜んだ。

 井上には昨年来、勝てていなかった。7月の通信陸上でも井上が優勝し、自身は3位。共に全国中学校体育大会(全中)への出場権を得たが、悔しさが募っていた。

 8月17日から始まる全中では、さらに自己記録を更新し「決勝に進みたい」と意気込む。中学日本一を決める舞台で、「ライバル」の井上と再び競い合うのを楽しみにしている。

(運動部・山田功、写真も)

◆楽しんで自己記録を更新・走り高跳びの南雲愛(三条一)

 女子走り高跳びは、新潟県王者の1年南雲愛(三条一)が「楽しんで記録を伸ばせた」と自己記録を1センチ更新する1メートル61センチで優勝。表彰台で顔いっぱいに笑みを広げた。

 ただ1人、1メートル58センチを跳び越え優勝を決めた。自己ベストが懸かった試技も、1回でクリア。思い切り左脚を振り上げると「体が上へ持ち上がった」。1メートル64センチへの挑戦は「跳ぼうと思いすぎた」ことで助走が乱れ、失敗に終わった。

 全中も「楽しむ気持ちで臨めば、記録がついてくるはず」。1メートル65センチを目標に掲げ、気負わず自分の力を試すつもりだ。

◆男子400メートル五十嵐瑛太(巻東)は逆転の戴冠 

 「絶対に追い越せる」。男子400メートルは、自らに言い聞かせ必死に追い上げた五十嵐瑛太(巻東)がラスト50メートルで逆転し、頂点に立った。

 前半から積極的に飛ばし、好位置につけて後半へ。首位の背中を捕らえるため、「最後まで体をしっかり動かす」ことを意識すると、結果がついてきた。

 自己記録を0秒18更新する51秒13のタイムも「本当にうれしい」。全中でも最後まで耐えるレース運びで、50秒台突入を目指す。

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