
新潟市中心部
東京商工リサーチ新潟支店がまとめた8月の新潟県内企業倒産状況(負債額1千万円以上、任意整理含む)によると、倒産件数は前年同月比3件増の10件、負債総額は6割減の5億400万円だった。建設業の倒産が14カ月連続で発生し、1〜8月の累計は前年の2・2倍の22件に上った。東京商工リサーチ新潟支店は「資材高や人手不足、借り入れ過多などが影響している」と分析している。
8月の倒産を産業別にみると、「建設業」「小売業」「サービス業他」が各3件で最多。「農・林・漁・鉱業」が1件。原因別では「販売不振」が7件で最も多く、「放漫経営」が2件などとなっている。
負債総額別では、10億円以上の大型倒産はなく、「1...
残り422文字(全文:722文字)