
帝京長岡-日本文理 日本文理打線を完封した帝京長岡の主戦武田晄樹=エコスタ(写真映像部・大須賀悠)
[帝京長岡4-0日本文理]「エースとして絶対に抑える」。強い思いを持って臨んだ帝京長岡の主戦武田晄樹が、力で日本文理打線をねじ伏せた。
雨による順延で、先発した3回戦から中6日のマウンド。「早く投げたかった」が冷静になり、この日の試合開始時間に合わせるよう、投球練習やご飯を食べる時間を決めて調整してきた。
初回に連続安打を浴びたが、落ち着いて続く打者を2者連続三振に打ち取った。「文理には絶対負けられない」と意識し、自慢の直球を投げ込んだ。「ストレートが良かった。その分、変化球も生きた」
打撃でも六回に適時二塁打を放つなど、2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。「バッティングは期待されていないと思うが、自分で決めると意識して臨んでいる」と胸を張った。
先輩たちは春の北信越大会を制し夏の新潟大会に臨んだが、決勝で敗れた。「先輩たちには甲子園に行くと約束している」。エースの自覚を胸にまずは北信越大会出場、そしてチーム初の甲子園出場を目指す。
(運動部・村山穂波)
◆新潟明訓5番・藤原世凪のタイムリーで打線に勢い、「1本出て良かった」

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