中原八一市長不在の中、閉会した新潟市議会の9月定例会=10月7日、新潟市議会
中原八一市長不在の中、閉会した新潟市議会の9月定例会=10月7日、新潟市議会

 新潟市議会9月定例会が10月7日、閉会した。中原八一市長が体調不良で療養中のため、2018年の就任以降、初めて全日程を欠席する事態となった。一般質問で市議が市長の考えを聞いたり、判断を求めたりした際、市側の踏み込んだ答弁は乏しく、市議からは「議論が深まらなかった」との声が漏れた。

 本会議での答弁などは野島晶子副市長が中原市長に代わって行った。質問に立った市議からは「市長に聞きたかった」「市長と議論がしたかった」との発言が相次いだ。中には「政治判断や決意など市長の心の中を超えて執行部が答弁できないので限界がある」と指摘する市議もいた。

 市幹部の一人は「部局長レベルでは事実しか言えない。市長から...

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