
熊本県で水俣病被害者の発言が遮断された問題を受け、新潟県や熊本県の被害者団体などでつくる「ノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議」と環境省との実務者協議が10月8日、東京都内で初めて開かれた。「新潟水俣病共闘会議」の味岡申宰弁護士も参加し、水俣病被害者の救済に向けて協議を継続することを確認した。
発言遮断問題を巡っては、新潟県などで伊藤信太郎前環境相と被害者団体との懇談の場が持たれた。実務者協議は、これを踏まえて具体的な解決策などを話し合う。全国の団体と順次開催しており、新潟県の新潟水俣病共闘会議と阿賀野患者会、被害者の会の3団体は、全国連絡会議と一体で行う。
実務者協議は非公開で行わ...
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