自転車女子ロードレースで、ゴール前の大接戦を制して優勝した水谷彩奈(右)と7位の阿部花梨(右後方)=大分県日田市
自転車女子ロードレースで、ゴール前の大接戦を制して優勝した水谷彩奈(右)と7位の阿部花梨(右後方)=大分県日田市
自転車女子ロードレースで、優勝した水谷彩奈(右)と7位の阿部花梨=大分県日田市

佐賀国スポ・10月10日]「まさか勝てると思っていなかった。驚きしかない」。前日に行われた自転車の女子ケイリンで優勝した水谷彩奈(日体大)が、ロードレースでも頂点に立った。ゴール前の大接戦を制し、2冠に輝いた。

 サーキット場に設けられたコースを周回し、計46・4キロで争った。前日の試走はケイリンの表彰式に出たため参加できず、ぶっつけ本番で挑んだ。コースは苦手意識のある上り坂も多かったが、前半を終えても余力があり、「調子がいい」と自信が持てた。

 先頭集団の中で体力を温存し、最後の1周へ。集団には同じ新潟県代表の阿部花梨(トレックジャパン)もおり、「一緒に頑張れて、心強かった」という。

 ゴール直前、各選手がもがき合う中、トラック種目で磨いた瞬発力を武器に、一気に加速。3秒間に上位8人がひしめく激戦をものにした。

 2冠を手にした今大会を...

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