のこぎりで枝を切る両津吉井小の児童=佐渡市上横山地区
のこぎりで枝を切る両津吉井小の児童=佐渡市上横山地区

 森の中での体験を通じて森林の役割を子どもたちに伝える活動が、佐渡市上横山地区の「どんぐりの森」で行われた。両津吉井小学校の3、4年生約20人が枝打ちの作業に挑戦し、自然環境を守る大切さを実感した。

 地域住民らでつくる「上横山自然公園をつくる会」が主催した。会では、荒れていた集落共有林を環境教育の場に再生しようと、2009年から両津吉井小の児童と協力し、植栽などの活動を続けてきた。

 10月29日は育樹祭と名付けて活動が行われ、子どもたちがのこぎりで枝打ち作業を体験した。「疲れた」「固い」と悲鳴を上げながらも、のこぎりを前後に動かし、枝が切れると笑顔を見せた。

 切り株に座って行うディスカッション...

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