
9棟を焼いた火災=佐渡市春日
11月13日夜に新潟県佐渡市春日で住宅など9棟を焼いた大規模火災で、最初に現場に到着したポンプ車2台のうち、ポンプ車1台で水圧が不十分な放水が1〜2分続いたことが28日分かった。隊員の起動スイッチの確認不足が原因。佐渡市消防本部の中野照之消防長が、28日の市議会全員協議会で説明し、「初動で有効な放水が遅れた」と陳謝した。
市消防本部によると、出火時刻は午後6時10分ごろと推定。6時半に消防に連絡が入り、6時37分から消防車が順次現場に到着し、12台が出動した。
隊員はポンプ車の起動スイッチを押したつもりで消火栓にホースをつなぎ、放水活動に入ったが、水圧が不十分なことに気づき、再度起動スイッチ...
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