新潟地裁
新潟地裁

 新潟市南区の自宅で妻子を絞殺したとして、殺人など四つの罪に問われた無職渡辺健被告(31)の弁護人は12月4日、無期懲役とした新潟地裁判決を不服として控訴した。弁護人は同日時点で、控訴の理由について明らかにしていない。

 11月22日の判決では、不倫や預金の使い込みが見つかり、妻への不満が高まったことなどの動機や経緯に酌むべき点は皆無と指摘。凶器のロープを購入した計画性や、看護師の立場悪用も強い非難に値するとした。

 弁護側は、殺人罪については周到な計画性を否定。殺人未遂罪と殺人予備罪はいずれも殺意がなく成立しないとして、有期刑を求めていた。

 判決によると、...

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