
ノイズムの20周年記念冊子。表紙にはオリジナル切手と“送り主”であるメンバーの名前の刻印がある
2024年に設立20周年を迎えた新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属舞踊団「Noism Company Niigata(ノイズム)」の記念冊子が完成した。「100年先の未来へ贈り続ける」をコンセプトに、切手と消印のある手紙をイメージしたバインダー型。20年の記録だけでなく、始まりから現在、未来へと活動の思いが込められた内容になっている。
制作費の一部に23年末から24年にかけ実施したクラウドファンディングの支援を充て、1000部を作製。「名刺代わりになるものにしたい」という井関佐和子・国際活動部門芸術監督の意見から、長年のファンだけでなく、入門編としても楽しめるようにした。
金森穣・芸術総監督、井関監督、山田勇気・地域活動部門芸術監督の各インタビューと鼎談(ていだん)の冊子、故篠山紀信さんらが撮影したフォトブックなどをとじ込んだ。フォトブックには1作目から24年6月の20周年記念作品まで、金森監督が演出振付したりゅーとぴあでの全作品を収め、演出ノートの抜粋も添えた。

「人の手から人の手に渡る実感を持ってもらいたい」(りゅーとぴあ舞踊企画課)と、とじ込みやスタンプなどは金森監督以下メンバーらの手作業。空のクリアファイルもとじ込んであり、今後の公演チラシなどを挟み込める。「一緒に作り上げていくイメージ。自分だけの一冊を作っていってほしい」としている。
2000円。オンラインと公演会場で販売。問い合わせは舞踊企画課、025(224)5627。
◆新作「円環」新潟市で12月13日開幕 卒業した宮河愛一郎さんらゲスト出演
20周年イヤーのNoism(ノイズム)新作公演「円環」が12月13〜15日、りゅーとぴあでの新潟公演を皮切りに始まる。
公演は...
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