新潟県庁
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 新潟県が借金返済のピークに備えて積み立てている「県債管理基金」の考え方を巡り、県議会12月定例会総務文教委員会では12月11日、リベラル新潟の重川隆広氏(新潟市西蒲区)が「2013年度からの10年間で約124億円の運用損失が出ている」と主張する一方、県側は「一概に運用損失という結論は出ない」などと説明し、双方が折り合わなかった。

 重川氏は13年度からの10年間でみると、県債購入者に支払う金利支払額が約144億円だった一方、預金などによる運用益は約20億円にとどまっているため、差額の約124億円は「運用損失」に当たると主張。国債などの購入で運用益を増やすべきだとしている。

 これに対し、県側は「...

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