新潟県は12月24日までに、2022年度の県内の温室効果ガス排出量(速報値)をまとめた。2110万トンで前年度の2198万トンから88万トン(4・0%)減った。県が基準年としている13年度比では、25・5%の削減となったが、30年時点の削減目標である13年度比46%減までにはまだ開きがあるとし、県は官民挙げて取り組みを一層加速する方針だ。

 県は国などの統計を基に、毎年排出量を推定している。排出量は二酸化炭素(CO2)とフロンやメタンなど、その他ガスを合わせた値で、22年度はCO2が前年度比4・5%減の1849万トン、その他ガスが0・2%減の260万トンだった。

 CO2のうち前年度から削減量が...

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