
年頭記者会見で今年の抱負を語る花角英世知事=1月6日、県庁
新潟県の花角英世知事は1月6日の年頭記者会見で、県立病院やJA県厚生連病院の経営危機、2022年の県北豪雨で被災したJR米坂線の復旧、少子化の三つについて「差し迫っている課題だ」と危機感を示した。今年の抱負は、巳(み)年を引き合いに「『実』を今年の漢字にしたい。課題が実り、成果が生まれる年にしたい」と述べた。
花角知事は病院の経営危機について「厚生連や県立病院が事業運営を継続できるように担保する」と強調。米坂線の復旧に対しては「お金もかかり、誰が運営するのかなど課題もたくさんある。簡単ではない」との認識を示した。
24年の元日に発生した能登半島地震を踏まえた課題としては、避難所運営のデジタル...
残り280文字(全文:580文字)