主な野菜価格の動向
 主な野菜価格の動向

 農林水産省が1月15日発表した野菜の食品価格動向調査によると、6〜8日の全国平均小売価格はキャベツが1キロ当たり534円で、平年比約3.3倍となった。産地が2024年夏の猛暑や24年秋の天候不順に見舞われ、生育の遅れや品質不良による出荷量の減少が原因。鍋向けの需要が高いハクサイやダイコンなど調査対象の8品目全てが値上がりした。長引けば家計への負担も懸念される。

 キャベツの価格は24年1月に1キロ160円前後で推移していたが、24年11月から平年比2倍超の高値が続く。24年12月の低温や降雨量の減少も影響しており、江藤拓農相は1月10日の閣議後記者会見で「天候が回復すれば、供給量は元に戻るので...

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