長沼善太郎さん(ヒューストン総領事館提供)
長沼善太郎さん(ヒューストン総領事館提供)

 新潟市と米国のガルベストン市の姉妹都市協定締結から60年を迎えたことに合わせ、ガルベストン市を管轄する在ヒューストン総領事で新潟県出身の長沼善太郎さん(62)が、新潟日報社の書面インタビューに応じた。長沼さんは「防災対策に関する知見の共有は両市の市民にとって有益ではないか」などと両市の交流の進展に期待を寄せた。

 長沼さんは新潟県上越市(旧高田市)生まれ。生後まもなく新潟市に引っ越し、高校卒業まで過ごした。祖父の吉三郎はそろばんの流儀「亀井算」を教えており、県立図書館(新潟市中央区)の前庭には顕彰碑も建立されているという。

 高校近くの町中華で「安価でおいしい卵チャーハンをよく食べた」と振り返り...

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