集落活性化について講演する「持続可能な地域社会総合研究所」の藤山浩所長=新潟市中央区新光町
集落活性化について講演する「持続可能な地域社会総合研究所」の藤山浩所長=新潟市中央区新光町

 人口減少問題を調査する「持続可能な地域社会総合研究所」(島根県)の藤山浩所長が、新潟市中央区新光町の新潟県自治会館で中山間地の農山村の活性化をテーマに講演した。住民自身が地域の現状を分析することの大切さを訴え、集落を維持するための方策を語った。

 新潟県が各地で策定を進めている地域の将来展望計画「ビレッジプラン」の成果報告会を1月28日に開催。藤山さんが講師を務め、自治体職員ら約50人が参加した。

 藤山さんは新潟県内農業者の主力世代が70歳前後で、70歳代後半から大量引退が目立つとして、「この5年間に次の世代にバトンを渡せるかが重要だ」と指摘。

 定年後に新規就農する人が一定規模いるため、大量引...

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