
キャンドルに手を合わせ、祈りをささげる市民ら=3月12日午後6時30分ごろ、十日町市本町2
東日本大震災2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源にマグニチュード(M)9.0の地震が発生し、最大震度7を観測。東北地方を中心に大津波が発生した。東京電力福島第1原発は電源を喪失して炉心溶融(メルトダウン)が起き、原子炉建屋が水素爆発で損壊、大量の放射性物質が拡散した。の翌日の2011年3月12日に発生した新潟・長野県境地震から14年となり、被害が出た新潟県十日町市で3月12日夜、二つの震災の追悼セレモニー「忘れない」が開かれた。キャンドルがともされた会場で、市民らは犠牲者を悼んだ。
十日町市のNPO法人「市民活動ネットワークひとサポ」が、宮城県石巻市を支援したことをきっかけに毎年開いている。
本町2の市民交流センター「分じろう」では僧侶による読経の中、参列者が焼香をした。法要に続き、集まった約30人の親子連れらが約300個のキャンドルに火をともし、「3・11」の日付が浮かび上がると、柔らかな明かりの中で手を合わせた。
11年から石巻市への支援...
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