新潟労働局長宛の要請書を手渡す県労連議長の寺崎洋子さん(左)=3月14日、新潟市中央区美咲町1
新潟労働局長宛の要請書を手渡す県労連議長の寺崎洋子さん(左)=3月14日、新潟市中央区美咲町1

 物価高騰に賃金の伸びが追いついていないとして新潟県労連などは3月14日、新潟市中央区の新潟労働局を訪れ、2024年10月に続く最低賃金の再引き上げを新潟地方最低賃金審議会に諮問するよう要請した。

 県労連をはじめ県内労働組合など計123団体は要請書で、実質賃金は24年まで3年連続のマイナスで、家計に占める食費の割合が高水準になっていると指摘。県民の生活が苦しくなっているとして、最低賃金の再改定を求めた。

 3月14日は県労連の寺崎洋子議長が、千葉茂雄新潟労働局長宛ての要請書を担当者に手渡した。要請後、寺崎議長は、新潟県の最低賃金が関東甲信越地域の中でも低いと説明。「若者が県外へ流出し、地域が疲弊...

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