新潟県田上町教育委員会は、町立の小中学校の校舎について、長寿命化を図る方針を明らかにした。全国的に小中学校は1980年代に建てられた施設が多く、町は町内の小中学校について、将来建て替える際、事業費が最近の物価高騰により大きな影響を受ける可能性を考慮した。

 3月11日に開かれた町議会本会議の一般質問で、今井幸代さん(町政クラブ)が今後の公共施設の在り方についてただし、首藤和明教育長が答えた。

 町内には羽生田、田上の2小学校と田上中学校がある。首藤教育長は「施設の大規模改修や、長寿命化改修を実施することにより、80年間の施設利用を目標として機能維持に努めていく」とした。

 小学校の統合を巡っては「...

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