柏崎市と住民が停電を想定して行った訓練。蓄電池の容量の消費量を確かめた=2月、柏崎市大広田
柏崎市と住民が停電を想定して行った訓練。蓄電池の容量の消費量を確かめた=2月、柏崎市大広田

 新潟県柏崎市は、冬季の夜間停電を想定して北条地区で2月に実施した災害訓練の結果をまとめ、市のホームページに公開した。主要な目的の一つだった蓄電池の稼働時間の検証では、ハロゲン型投光器や電気ポットの消費電力量が大きく、発光ダイオード(LED)型投光器や携帯電話の充電などは、消費電力量が少ないことを確認。電化製品の種類によって、蓄電池の容量がなくなるまでの時間が大きく異なるとした。

 県の貸与品や柏崎市が用意した物など、容量が720〜3300ワット時の5種類の蓄電池を使用した。訓練の際、電化製品と蓄電池は頻繁につなぎ替えたため、蓄電池の消費量は実測ではなく推計となる。

 720ワット時の蓄電池では、...

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