自分たちが育てた寄居かぶを収穫する白山小4年生=新潟市中央区川端町1
自分たちが育てた寄居かぶを収穫する白山小4年生=新潟市中央区川端町1
自分たちが育てた寄居かぶを収穫する白山小4年生=新潟市中央区川端町1

 新潟市中央区の白山小学校の4年生が、現在では希少となった在来作物「寄居かぶ」を育て、収穫した。児童が心を込めて栽培した寄居かぶは近隣の飲食店に提供され、子どもたちは「寄居かぶの魅力をたくさんの人に知ってほしい」と話している。

 寄居かぶは、300年以上前から近隣地域で栽培されてきたと伝わる。形が平たく、固めで、火を通しても煮崩れしにくい。にいがた在来作物研究会(村上市)によると、次第に育てやすい品種に置き換わるなどし、現在ではほとんど栽培されていない。

 白山小では9年前、市農業活性化研究センターから種を譲り受け、学校の敷地内で寄居かぶの栽培に取り組み始めた。毎年春と秋に種をまいて育て、収穫後は...

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