「退職金や年金制度も確立していない…」Ｊリーグ選手が引退後にチョコ会社設立「キャリア形成のロールモデルになれば」

　サッカーＪリーグ・ザスパクサツ群馬（現ザスパ群馬）などで活躍した清水慶記さん（３９）が、前橋市にチョコレートの製造・販売会社を設立した。ザスパやスポンサー企業の支援を受け、現役時代からの趣味を生かして転身。「事業を成功させ、選手のキャリア形成のロールモデルになれば」と意気込む。

　２月のザスパ群馬ホーム開幕戦。清水さんのチョコブランド「よろこびをしるす。」がスタジアムに出店し、多くのファンが列をなした。清水さんは一人一人に笑顔で商品を手渡した。

　埼玉県深谷市から家族と訪れた中林初江さん（４８）はチョコワッフルを購入。「サッカーは選手寿命が短い。引退後に別業種で活躍するのはすごい」と話した。

　前橋市出身の清水さんは、...