新潟市中央区の萬代橋が落書きされた事件で、橋を管理する国土交通省新潟国道事務所(同区)は8日、右岸の「橋詰め広場」の落書きを消す作業を始めた。午後にはほぼ消え、9日に完了する予定。国の重要文化財(重文)に指定されている欄干の被害については、消す方法を文化庁と協議している。
国道事務所によると、広場の落書きは信濃川側の壁面に縦1・1メートル、横4・1メートルの範囲に赤色で書かれ、3月21日に発見された。消す作業では、足場に乗った作業員が温水を高圧で吹き付けるなどした。広場は重文ではないものの、傷付けないよう慎重な作業が必要だという。
一方、欄干の被害は当初2カ所とみられていたが、8日までに...
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