新発田市内3小学校が統合した新生・紫雲寺小の開校式=8日、新発田市稲荷岡
新発田市内3小学校が統合した新生・紫雲寺小の開校式=8日、新発田市稲荷岡

 県内各地の小中学校で入学式が行われる中、少子化による児童・生徒数の減少で教育現場は多くの課題に直面している。中でも小学校は統廃合などで減り続け、2000年度の645校が24年度に433校となり、四半世紀で212校がなくなった。児童数も00年度の14万8875人が、24年度には9万6426人と35・2%減少した。少子化傾向は続く見通しで、独自の枠組みで学校統合し、特色を打ち出す自治体がある一方、校区が広がり、通学手段の確保に頭を悩ませる地域もある。

 新発田市の旧紫雲寺町地域では紫雲寺小、米子小、藤塚小の3校が統合し、新生・紫雲寺小が8日、開校式を行った。児童らは、旧紫雲寺小の卒業生でクリエーター、俳優として活動する...

残り838文字(全文:1149文字)