新潟市西区出身の女子プロレスラー、里村明衣子選手(45)=センダイガールズプロレスリング代表=の引退試合が29日、東京の後楽園ホールで行われた。デビュー戦の地で好敵手・アジャコング選手に勝利し、会場から万雷の拍手を浴びた。リングを下り、「新潟で生まれなければ、こんなに強くなれなかった」と故郷への感謝も語った。
里村選手は15歳でデビューし、「女子プロレス界の横綱」と呼ばれるほどの人気を集めた。この日は新潟県などから超満員の約1700人が詰めかけ、前座試合に神取忍さん、セレモニーには北斗晶さんや師匠の長与千種さんらレジェンドも駆けつけた。
里村選手はメインイベントのタッグマッチに登場し、長年激闘を繰り広げたアジャコング選手らと対戦。バックドロップや一斗缶での攻撃を受けるも、...
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