
元会員による預かり金の使途不明について説明する県弁護士会の今井慶貴会長(右)と、山田晶久副会長=13日、新潟市中央区の県弁護士会館
新潟県弁護士会は13日、2024年度の副会長だった二宮淳悟弁護士=24年11月に死去=が依頼者から管理を委託されていた現金(預かり金)約1億1千万円が、使途不明になっていると発表した。二宮氏が生前に着服したとみられる。弁済の見通しは立っていない。同会は「弁護士の社会的信頼を大きく損ない、極めて遺憾だ」としている。
同会によると、二宮氏は22年12月から24年11月にかけて、遺産分配や返済などの業務で管理していた...
残り499文字(全文:707文字)