
越後平野の田園風景
江藤拓農相がコメを「買ったことない」と発言したことが分かった19日、価格高騰に直面する消費者の気持ちを逆なでするような言動だとして、県内からは「国民の苦しさが分かっているのか」と憤りの声が上がった。全国有数のコメ産地である本県の生産者には落胆が広がり、大臣の資質を問う意見も聞かれた。
江藤氏は佐賀市で18日に行った講演で、コメを買ったことがなく「(家の食品庫に)売るほどある」などと発言、陳謝した。
「腹が立つ」。普段スーパーでコメを購入するという五泉市のパート女性(71)は「仕事をして、やっとのことで買っている。そういう国民のことを思っていない」と憤りを口にした。
新潟市中央区の無職の80代男性は...
残り1950文字(全文:2253文字)