画像右側が2024年8月2日午前9時ごろの状況(Agoop社提供の動画から新潟日報社が作成)

 新潟県長岡市で8月2日(土)、3日(日)に恒例の「長岡まつり大花火大会(長岡花火)」が開かれます。ただ、気になるのは毎年のように発生する大渋滞です。全国有数の花火大会を思いっきり楽しみたいけど、くたくたになる渋滞は避けたい。いつ、どこで人の流れが滞留(渋滞)するのか、解消するのは何時ごろなのか…。情報サービス会社「Agoop(アグープ)」(東京)の協力を得て、スマートフォンアプリから収集される位置情報データを基に、人流の傾向を分析しました。

1週間前の同じ曜日で比べてみると…

 Agoopが開発したツール「Kompreno(コンプレノ)」で、時間を追って長岡市の地図上に人流データを可視化。前回の長岡花火が開催された2024年8月2日(金)・3日(土)と、その1週間前の同じ曜日に当たる2024年7月26日(金)・27日(土)を比較しました。

長岡花火の右岸側会場へ向かう人たち=2024年8月2日、長岡市

 まずは下の動画をご覧ください。分析は打ち上げ初日2024年8月2日の午前5時からスタート。地図上に表示される色は、移動速度を表しています。同意を得たユーザーのスマホアプリから収集される位置情報で、速ければ青、遅くになるにつれて黄色→オレンジ→赤→ピンクと濃くなります。白っぽいところは人の流れが滞留している場所になります。

【動画】2024年8月2日早朝~深夜、8月3日早朝~深夜の人流...

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