1945年の長岡空襲から、1日で80年を迎えた。長岡市では空襲が始まった午後10時半に合わせ、犠牲者を慰霊する花火「白菊」3発が打ち上げられた。市民らは白い大輪を見上げ、戦争で犠牲になった人々に改めて祈りをささげた。

 白菊は長岡市の花火師、故嘉瀬誠次さんが、シベリアで犠牲になった戦友のために始めた慰霊の花火。2003年から長岡空襲の時刻に合わせ、信濃川河川敷で打ち上げられている。今年も白一色の花火が1発ずつゆっくりと広がり、夜空を照らした。

 長岡空襲では米軍が1時間40分にわたり焼夷(しょうい...

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