長岡空襲から80年を迎えた8月1日から3日間、長岡まつりが開かれ、街は熱気に包まれた。長岡市中心部では多彩な催しが開かれ、信濃川河川敷では色鮮やかな花火が人々の心を揺さぶった。空襲で亡くなった人の慰霊、焦土と化した長岡を復興させた先人への感謝、恒久平和への願い-。さまざまな思いが詰まった3日間を、写真とともに振り返った。

◆圧巻の正三尺玉、34万人魅了「歴史とドラマ感じた」

 

 大花火大会では正三尺玉が花開いた瞬間、まばゆい光と空気を震わせる音に歓声と拍手が湧き起こった。2日間で34万人(有料観覧者数)が見入り「最初から最後まで圧巻だった」「花火の歴史とドラマを感じた」と感動の声が上がった=2日、長岡市の信濃川河川敷

◆白いハト模したバルーンに平和の祈り込め…

 

 長岡まつりの幕開けとなる平和祭...

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