参院選の選挙事務室の看板をかける県選挙管理委員会の八幡己津子書記長=5月27日、県庁
参院選の選挙事務室の看板をかける県選挙管理委員会の八幡己津子書記長=5月27日、県庁

 夏の参院選を前に、県選挙管理委員会は27日、県庁に選挙事務室を開設した。投票用紙の発送や投開票に向けた作業を進める。県選管は若年層の政治離れが目立つとし、「インターネットやSNSを活用し、10代、20代の投票率を上げたい」としている。

 県市町村課長で県選挙管理委員会の八幡己津子書記長が、県庁5階の事務室前に看板をかけた。県選管によると、2022年の前回参院選の投票率は55・32%で全国9番目の高さだったが、半数近くは棄権している。10代の投票率は33・95%、20代は33・01%と特に低い。

 八幡書記長は「選挙権を得た最初の選挙では投票しても、進学や就職を機に投票しなくなるのかもしれない。若...

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