選挙期間中、来援した参政党の神谷宗幣代表(左)と支持を訴える平井恵里子氏=7日、新潟市中央区
選挙期間中、来援した参政党の神谷宗幣代表(左)と支持を訴える平井恵里子氏=7日、新潟市中央区

 与党が大敗した参院選。改選1議席の新潟選挙区では立民現職が自民新人を1万票差でかわした。参政新人は敗れたものの20万票の大台に乗せた。激戦を振り返り、その先を展望する。(3回続きの3)

 参院選投開票日の夜。新潟選挙区から立候補した参政党新人、平井恵里子氏(46)は、敗戦の弁を述べた後も事務所でテレビの選挙報道を見守っていた。20万7786票-。自身の得票数が伝えられた瞬間、陣営が一気に沸いた。「20万票、行ったぞ」。まるで勝ったような熱気だった。

 全国で台風の目となった参政。新潟選挙区での20万票突破は、県内政界に衝撃を与えた。

 支持が伸びた要因の一つが投票率だ。選挙戦中盤から陣営は投票率の...

残り1079文字(全文:1379文字)