
参院選新潟選挙区で自民党公認候補が敗れ、県連会長として敗戦の弁を述べる佐藤信秋氏(右)=7月20日、新潟市中央区
自民党県連会長で参院議員の任期が28日で満了した佐藤信秋氏(77)の動向に注目が集まっている。佐藤氏は参院議員を引退した後も県連会長を続ける意向だが、現職議員ではない会長は過去に例がない。一方で、来年の知事選を見据えて続投を支持する意見や、佐藤氏の実績を評価する声は多い。先の参院選新潟選挙区で自民新人が敗れたことを受けて、県連内には責任を明確化するよう求める意見もある。
「県連会長は続けたいと思っている」。20日投開票の参院選新潟選挙区で自民新人の中村真衣氏の落選が確実になった後、佐藤氏は報道陣の取材にこう答えた。「議員であるかはともかく、国土強靱(きょうじん)化をこれからもやる」と続投に意...
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