
7月の参院選で14議席を獲得し党勢を一気に拡大した参政党は、新潟選挙区で公認の平井恵里子氏(46)が初出馬ながら20万票を超える支持を得た。共同通信社の出口調査からは、保守層や若い世代を中心に幅広く支持を集めたことがうかがえた。ただ、勝敗を左右する無党派層への訴求は限定的だった。次期衆院選を見据える党の県組織は「年内にあってもいいように準備を進める。1人以上は擁立する」としている。(報道部・奥村直之)
参院選で参政は新潟県内でも過去の国政選挙と比べて大きく票を伸ばした。共同通信社が参院選投開票日の7月20日に新潟県で実施した出口調査で、支持政党別の投票先をみると、参政は保守党支持の62・1%、国民民主党支持の48・9%を獲得。保守系票を固める一方、リベラル色の強いれいわ新選組支持も43・4%を取り込んだ。
当初参政は、保守色が色濃い自民の岩盤支持層を切り崩すとみられていたが、...
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