第152回北信越高校野球大会は1日、ハードオフ・エコスタジアムで継続試合となった1回戦2試合を行った。中越(新潟1位)-敦賀気比(福井)は九回表1死から再開し、県勢が2015年春から公式戦で14連敗していた敦賀気比に7-3で勝利。準決勝に駒を進めた。
新潟明訓(新潟3位)-富山第一は八回表から再開。新潟明訓は二塁まで走者を進める場面もあったが、打線がつながらず、1-4で敗れた。
中越は継続試合となっても集中力を切らさなかった。序盤に4番窪田優智が2打席連続三塁打を放ち、敦賀気比を突き放した。四回以降は無安打となったが、リードを守り切った。主戦の雨木天空は四回に2点本塁打などを浴びたが、崩れなかった。試合が再開した九回裏に無死から2連打されても落ち着いて試合を締めた。
新潟明訓は富山第一の2投手を攻略できずに敗れた。打線は四回、北明日斗の右前打に敵失を絡めて同点とした。ただ計5安打はいずれも散発で、10残塁と拙攻が響いた。エース田村洸太郎は初回に味方の失策で先制を許したが、その後はピンチを併殺などでしのいだ。しかし、七回に三塁打を浴びるなどして3点を失った。
2日はエコスタで、午前10時から長野商-関根学園(新潟3位)、午後0時半から中越-富山第一の準決勝2試合を行う。
◆計5打点の大暴れ!勝利の立役者、中越の主将窪田優智が会心の笑顔
[中越7-3敦賀気比]県勢が10年間はね返された厚い壁を突き破った。今春の選抜にも出場した強豪敦賀気比を下した中越の4番で主将窪田優智は...
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