プレス災害ゼロへ決意新たに　燕西蒲労災防止協会が50周年、金属加工のまち燕市で式典

　「燕西蒲労災防止協会」（池田弘会長、２１７事業所）が創立５０周年を迎え、記念式典を燕市白山町３の萬会館で開いた。関係者ら約３５人が出席し、プレス機による事故ゼロへ思いを一つにした。

　燕西蒲労災防止協会は、燕の主要産業である金属加工業で動力プレス機による災害が多発したのを受け、産業界が中心となって１９７５年１月に設立された。

　かつては生産性向上が最優先され、昭和４０年代には管内で年間１００件超のプレス災害が発生した年もあった。協会はプレス災害ゼロを目指し、プレス検査や安全衛生指導、講習会の開催、広報活動などに取り組んできた。

　事故の件数は近年、年間十件台で推移。５月下旬に開かれた式典で、池田会...