
ヘリコプター内で応急処置の手順などを確認する機動救難士や医師ら=6月13日、新潟市東区
第9管区海上保安本部などは13日、海上の船から傷病者を救助して病院へ運ぶ「洋上救急」の訓練を、9管の新潟航空基地(新潟市東区)で行った。心肺停止の病人にヘリコプター内で手当てをする想定で、機動救難士と医師らがそれぞれの動きと連携を確認した。
洋上救急は傷病者の容体が急を要する際、医療スタッフと機動救難士がヘリなどで現場に赴き、応急処置をして病院へ搬送する仕組み。9管の管内では2024年、1回出動した。
訓練には、新潟航空基地の機動救難士や新潟市民病院の医師ら23人が参加。救難士が病人に見立てた人形をヘリに運び、プロペラの音が鳴り響く中、医師らと心肺蘇生を施した。
9管救難課の中條智課長は「医...
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