新潟市の中心部、中央区万代2にある旧国土交通省新潟運輸総合庁舎(新潟市中央区万代2)について、所有者の財務省関東財務局が取り壊しを決めたことが16日、分かった。2026年度中にも7100平方メートルが更地となり、商業施設やマンションが並ぶ一等地に広大な空間が生まれる。国は土地を売却せず将来的に貸し付けを行う。現時点での利活用策は「未定」としている。周辺の事業者からは土地活用の行方に注目が集まっている。

 旧総合庁舎は5階建て、延べ床面積約6300平方メートル。国交省北陸信越運輸局などが入っていたが、12年の移転以降、13年間空きビルとなっていた。17年からは敷地の一部を貸し出し、駐車場となっている。

 一帯は百貨店など商業施設が集積し、隣地には3月に20階建てのタワーマンション「ザ・サーパスタワー新潟万代シテイ」が完成した。

 関東財務局新潟財務事務所は利活用について...

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