中国人富裕層向けツアー未実施問題について質疑があった三条市議会本会議の一般質問＝６月１１日、三条市議会
三条市が５千万円を支払った中国人富裕層向けツアー事業が未実施となっている問題を巡り、市と随意契約した企業「ワンテーブル」（宮城県多賀城市）以外の事業者も同時期に類似の事業を実施していたことが分かった。三条市議会で「唯一無二の事業者」という市の説明は不自然だとの指摘が出た。
ツアーは、健康診断と観光などを組み合わせた「ヘルスツーリズム」と呼ばれる内容。国定勇人・前市長時代の２０１９年度に入札などをせずに随意契約した。市は随意契約の理由を「（大都市以外の地方都市での）ヘルスツーリズム事業を委ね得る事業者が他にいないと認識していたため」としていた。
未実施問題に関して、...
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