未実施でも企業に5000万円支払い、新潟県三条市計画の観光ツアー巡り三条市議が提訴

　新潟県三条市が計画したものの実施できなかった中国人富裕層向けツアー事業に関して、長橋一弘市議が９月３日までに、滝沢亮市長に対し、当時の特別職を含む担当職員３人に損害賠償を請求するよう求める訴状を新潟地裁へ提出した。

• 新潟三条市と観光ツアー契約結んだワンテーブル（宮城）、適格性を疑問視する声相次ぐ

　三条市は２０２０年に開催予定だった東京五輪・パラリンピックに伴う訪日客増を見越し、健康診断と歴史や伝統を組み合わせた旅行「ヘルス・トラディショナルツアー」を計画。国定勇人・前市長時代の１９年度、宮城県多賀城市の企業「ワンテーブル」と５０００万円で随意契約を結んだが実施されなかった。三条市は新型ウイルス...