2025年3月期決算などを報告した新潟地下開発の株主総会=20日、新潟市中央区古町通5
2025年3月期決算などを報告した新潟地下開発の株主総会=20日、新潟市中央区古町通5

 新潟市の中原八一市長は20日、経営改善の見込みが乏しいにもかかわらず市が「西堀ローサ」の運営に財政出動を続けたことなどを踏まえ、「場当たり的だった」などと反省の弁を述べた。

 中原市長は、ローサを運営していた市の第三セクター新潟地下開発が外郭団体評価で「単独での経営再建は不可能」と指摘され、市は2021年度から法的整理も含め検討していたと説明した。

 しかし、周辺では古町ルフルが開業し、旧新潟三越跡の再開発が検討され始めたこともあり、まちづくりに影響を与えないよう「ソフトランディングが必要と判断した」と振り返った。

 その上で「結果的に経営改善できず、私の責任がある」と語った。

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