リチウムイオン電池にハンマーで衝撃を与えた発火実験の様子(新潟市提供)
リチウムイオン電池にハンマーで衝撃を与えた発火実験の様子(新潟市提供)

 分別されずにごみに混入したリチウムイオン電池が原因とみられるごみ処理施設の火災が相次ぎ、施設の稼働停止につながる事例が近年、県内で増えている。ワイヤレスイヤホンや加熱式たばこ、コードレス掃除機など、リチウムイオン電池が使用される日用品の幅は広がっているが、衝撃に弱く、誤ってほかのごみと一緒に処理されると発火しやすい。県消防課は「ひとたび出火すれば影響が大きい。分別を徹底してほしい」と呼びかけている。

 5月下旬、新発田、胎内両市のごみを処理している新発田広域クリーンセンターで火災があった。詳しい原因は調査中だが、破砕機にかけたごみを落下させ、集積する場所から発火。センターを...

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