
20日投開票となる参院選の選挙戦も終盤だ。新潟選挙区でも各陣営が選挙カーを走らせ、候補者の名前を連呼している。だけど、全県1区の新潟県は都道府県別で5番目の広さだ。舌戦の喧噪(けんそう)が感じられず、選挙ムードが盛り上がらないというのはよく聞く話だ。一般有権者の政治への関心は本当に低いのだろうか。記者が県内各地の「あの場所」で辻立ちし、道行く人に聞いてみた。選挙やってるの、知ってますか?
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新潟県内の各地で気温35度以上の猛暑日となった14日、新潟市中央区下町エリアの商店街、フレッシュ本町を訪ねた。レトロな雰囲気が漂う通りを「どぶ板」選挙さながらに、店舗前で世間話に花を咲かせる店主ら一人一人に声をかけて回ると、人情味あふれるやりとりの中に、政治に対する諦めも感じられた。
「昔はにぎやかだった。演説する人も聞いてる人も一生懸命で...
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