
連合新潟は18日、加盟組合の春闘妥結状況の最終結果を発表した。定期昇給分を含む賃上げの平均妥結額は1万3611円で、1989年の連合新潟結成以来、過去最高となった。前年同期に比べ1863円高く、平均賃上げ率は4・67%だった。物価高への対応に加え、企業側が賃金を引き上げることで人材を確保し、人手不足の解消を目指したとみられる。
連合新潟の小林俊夫会長は「賃上げの流れは継続できており、新しいステージに入ったと捉えている。だが、実質賃金はプラスに転じていない。継続的な賃上げの取り組みが必要だ」と語った。
これまでの最高妥結額は90年の1万2890円。物価高や人手不足への対応から2023年以降、...
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