
国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」が25日、新潟県湯沢町三国の苗場スキー場で開幕し、27日まで開かれている。会場では、多くの来場者が赤や緑のラインが入ったフジロック仕様の靴下やタオルを身に着け、ファッションとともに音楽を楽しんでいた。これらはコンビニ大手ファミリーマート(東京)の衣料品シリーズ「コンビニエンスウェア」の商品で、全国の店舗でも販売されている。ファミマと共同開発しているのがファッションデザイナーの落合宏理(ひろみち)さん(47)=東京都=だ。2016年のリオ五輪・パラリンピック閉会式で衣装デザインを手がけるなど、国際的に活躍する落合さんにフジロックの会場で、商品づくりへの思いを聞いた。(報道部・阿部秀哉)
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◎落合宏理(おちあい・ひろみち) 東京都出身。文化服装学院卒。2007年にファッションブランド「FACETASM(ファセッタズム)」立ち上げ。16年、リオデジャネイロ五輪・パラリンピック閉会式の衣装制作を担当。21年から全国展開が始まったファミリーマートのコンビニエンスウェアを共同開発している。
-フジロックとのコラボは3年目になります。なぜ始まったのでしょうか。
「自分から申し出た。フジロックは環境に配慮して安全なフェスというのが世界的にも知られている。自分も20代の頃から来ているが、...
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