気象庁などは1日、新潟県を対象とする2日の熱中症警戒アラートを発表した。アラートは16日連続で、これまで県内で最も長かった2023年の8月17日〜9月1日の16日連続に並んだ。2日の最高気温は新潟市、長岡市、上越市(高田)で34度など。エアコンの使用やこまめな水分補給などの対策を呼びかけている。

 新潟地方気象台によると、1日の県内の最高気温は三条市で38・1度で、新潟市中央区で37・8度など、28観測地点中16地点で35度以上の猛暑日となった。

 新潟日報社のまとめでは1日午後5時現在、県内では熱中症とみられる症状で少なくとも17人が搬送された。そのうち2人が3週間以上の入院を必要とする重症だった。

この先1カ月程度、平年に比べて高温の見込み

 新潟地方気象台によると、新潟県の7月の平均気温は平年より長岡市で4・0度高い28・8度になるなど、全28地点で観測史上最高だった。気象台は、この先も1カ月程度は平年に比べて気温が高い見込みとし、農作物や家畜、水の管理、熱中症対策などの健康管理に注意を呼びかけている。

 平年に比べ高かったのは、ほかに三条市でプラス3・9度(平均気温28・8度)、糸魚川市でプラス3・8度(平均気温28・8度)、佐渡市(相川)でプラス3・5度(平均気温27・5度)など。

 今年は...

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